雨月の庭にて。

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昨年からの忙しさが手伝ってか体調を崩してしまって
なかなか思うようにならない日々が続いてもいるこの頃。。
小さな庭の様子もすっかりと変わってきました。
小さな花をたくさんつけたタイム。


ステビアも元気にしています。


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ふんわりと良い香りのベルベーヌや。。

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この時季にはヴェルテなティーで楽しめるレモンバーム。。。
和名はセイヨウヤマハッカ(西洋山薄荷)。。コウスイハッカ(香水薄荷)とも。。
シソ科の多年草なので。。ミントにも似ていますよね。。

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秋には防虫にも使うタンジー。。。

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チャイブも愛らしいお花をつけて。。チャイブは和食にも週末のテーブルにも。。
香草のチーズスプレットにも便利。。


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この時期。。札幌の実家では以前よくスズランが咲いていて。。
煮出して飲めば死んでしまうと幼い頃に教えてくれたのは父。
スズランは毒草というイメージの薄い薬草でとても可憐。。
何処かちょっと意地悪な女の子のように自分の世界で生きている気がするのです。。


小さくても力強いタイムとはまた違う薬草。。

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今年はレモンティーツリーも仲間入り。

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ナーセリーでは落花生の芽も出てきて畑への植え付けを待っているところです。。

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タイムはいつもトマトの煮込みに使う大好きな薬草。
オレガノとともに欠かせない。。。

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ミントは冬に夫が切りすぎてしまって。。
小さな芽たちばかりがたくさん出揃っては
お茶のために分けていただいているところです。

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何度みてもタイムはきれい。
ギリシャ神話に登場するスパルタ王妃
ヘレネの涙から作られたという伝説のあるタイム。
その名前はギリシャ語の<勇気>に由来するのですよね。
古代ギリシャでは戦士達が勇気をおこすために
タイムでつくった冠をのせて戦いに挑んだともいわれています。

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イエルバブエナは夏のモヒートのために。。
今年もフランボワーズのコンフィチュールをつくり
ひと夏のラズベリーモヒートを家族とともに。

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ゼラニウムはその香りにはいつも癒されるものです。
情緒不安や更年期障害にもいいんですよね。
昆虫忌避力もあるのですが欧米では
何よりも邪悪なものを寄せつけない
魔除けの薬草として植えられることが多いんですよね。

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ローズマリーもこれからの季節にはかかせない薬草。。
今年はハンガリーウォーターを仕込まなくては。。

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イタリアンパセリは急に大きくなって愛らしい花をつけました。
これは。。スープにするために使わせていただきました。

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ベルベーヌ。。レモンバーベナですが。。

ずっと昔。。レモンバームと混同しそうになって
ベルベーヌと覚えていたら
そちらの方の呼び名が好きになってしまった薬草。
お気に入りの香りで夏の香草水によく使っています。。

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ナスタチウムは胡瓜のサンドイッチに少し挟むと美味しい。。
お花も食用にできるのですが。。うちは食べられるものばかり😊 。。

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ボリジはお花が咲いたらお砂糖漬けに。。
アトリエのお菓子に使わせていただこうと思っています。。

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ピザやトマトソースにかかせないオレガノ。。
これは植える場所もなくなったので。。和物のコーナーに。。

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カモミールはまだまだべべちゃん。。
ローマン種はお茶にしても美味しくはないのですよね。。
これはジャーマン種。。

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今年から仲間入りした葉山椒。
アトリエの<おうちごはん>のクラスで使わせていただいています😊

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去年だめになったラベンダーは今年は少しずつ蕾が。。。
土があわないのかもしれません。
ミルクティーにする時にはトゥルーラベンダーを。。
食用に安全なのは。。イングリッシュ系ラベンダーで。。
「イングリッシュラベンダー」「コモンラベンダー」
「トゥルーラベンダー」「真性ラベンダー」などと呼ばれているもの。。

薬草も食用を分けて植えておくと便利ですよね。。

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今年は少し庭仕事もできればと思っているのですが。。
腰痛もだいぶよくなってきているような気がします。
今日もいつもの接骨院へ。。旦那様に送ってもらう予定です。。

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捻挫してやめていたトレッキングを少しずつ始めようと思っています。
セミナリオの試食続きで太ったので。。少し瘦せますよう😊









Commented by warutorawa at 2017-05-26 22:56
こんばんは。
様々なハーブを育てているんですね、とても勉強になります。
かくいう私もハーブにお世話になっているんですよー。
とは言っても生花じゃありませんが。
皆が余り見向きをしない花なのですが、私にとっては命の恩人なんです。

「ジギタリス」製剤...一生お付き合いをしていく特別なハーブです^^




Commented by uneanemone at 2017-05-27 01:58
warutorawaさま;

こんばんは。
岩手の懐かしい風景や賢治の物語など抒情的なお写真とともに
いつも楽しみにさせていただいています。
曽祖父が賢治の会の祝辞を読むなど親交もあり活動もしておりました。
岩手は実は生まれた場所でいつもその原風景が心の支えともなっています。

「ジキタリス」はキツネノテブクロですね。
強心配糖体を含むので強心剤とかにされるのですよね。

薬草の世界はとても不思議なことも多いものです。
毒草などもまた薬として活用されることも多いですが
古代ギリシアなどより人々の知恵としても用いられていた薬草は
今でも薬の届かない発展途上国では貴重なものだそうです。
母もまた強心剤のお世話になっています。
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by uneanemone | 2017-05-25 13:20 | アトリエの小さな庭より | Comments(2)

Ecole pour la mariée:ハーブのちいさな学校<エコール・プラ・マリエ>。それぞれの気づきの種となるようグレーヌノートも綴らせていただいています。グレーヌは仏語で種の総称。暮らしの種ノートとして何かお役にたてればと思います。*アトリエ・ビス©Since1990


by 荻尾ノイエ
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