ティンクチャ―の利用方法とつくり方。
2020年 11月 07日
保湿用ハーブローションのつづきです。
photoはハンガリアンウォーターの時のものですが
後日写真を入れ替えさせていただきますね。
お問い合わせメールを早速いただいたので
以下にティンクチャ―についての解説をさせていただきます。
ティンクチャーとはいわゆるチンキのことですが
アルコールでハーブを抽出したハーブ溶液になります。
ウルトラ抽出という方法もありますがご家庭では一般抽出で充分です。
アロマテラピストの方ではティンクチャ―に
よく無水エタノールを使う方がいらっしゃいますがこれは少々危険です。
というのも誤飲を防ぐという意味では通常はウォッカをおすすめしています。
またウォッカですと40度でちょうど雑味を防ぐ濃度になります。
ティンクチャ―は飲めること、肌にやさしいことも含めて
アルコール度数の低いウォッカを使用することで安心安全です。
美白を助けるのであればアルブチン豊富なヒース(エリカ)、またはラベンダーなど。
または炎症作用を助けるジャーマンカモミールなどもおすすめです。
カモミールはローマンではなく薬効の強いジャーマンを用います。
◇ティンクチャ―(作りやすい分量)
材料:用意するもの:
・抽出用保存瓶 300ml~500ml 用のもの
・抽出したティンクの保存用の保存瓶 300ml ほど
・ドライハーブ 大さじ3(さらに濃く抽出する場合もあります)
・ウォッカ 200ml(¥1000前後のもので充分です)
作り方:
①アルコールで拭き取って消毒した保存瓶に計量したドライハーブを入れる。
②ウォッカを200ml加える。
③少し降り混ぜて冷暗所で2週間抽出する。
④2週間経過したらコーヒーペーパーフィルターなどで濾して保存する。
⑤半年~1年程で使い切る。
使い方:
①1ccのティンクに精油(ラベンダー)を加え、精製水200mlをさらに加えて
リネンウォーターに。
②2~3ccを浴槽に加え心も躰も温まるバスティンクに。
(精油を加えてもよい)
③薬用酒として飲用とするとナイトキャップにもなる。
(複数のドライハーブで作ることも可能)
④夏場はオレンジジュースを加えてカクテルにするとハーブドリンクにもなる。
etc.
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ハーブから抽出されるティンクチャ―は
水溶性成分と脂溶性成分の両方を得ることができます。
ウォッカに含まれるアルコールがその双方を抽出するからです。
ただティンクチャ―を作る時間のない方は
下記のリンクのレシピ内のティンクチャ―をウォッカに置き換えてもできます。
保湿用ローションは基本的に
・ハーブティンクチャ―または時間のない方はウォッカ
・精油
・ホホバオイル
・精製水
で作ることができるので、あとは乾燥を防ぐハーブバームがあれば
冬肌でもさほど心配することもありません。
また就寝前には花香油などで美容液がわりに保湿する方法もあります。
ハーブバームなどはまた後日UPさせていただきますね。
余談ですが。。。
現存するレシピは残っていないものの
いくつかのハーブを組み合わせてつくるティンクチャ―で
<ハンガリアンウォーター>と呼ばれる有名なものもあります。
これはローズマリーがベースともいわれていますが
抗酸化に強く働き肌質改善や
軽度のリウマチや筋肉痛など消炎にも作用するものです。
このように慣れてくると様々なティンクチャ―を作ることも可能です。
様々な用途で利用することが可能なハーブティンクチャ―。
この冬は植物の力をかりて穏やかなスキンケア―を体験してみてください。
一度作ると1年間ほどは使いつづけられますのでとっても重宝します。是非お試しを。