Romantique herb Note * graine あなたの日々の小さな種に。 アトリエ・ビス©Since1990

薔薇の物語~その③

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*薔薇の蕾のハーブティーは予知夢を誘うといわれていました*







*予知夢を誘う薔薇*


古代エジプト神話では、愛の女神ハトホル、ローマ神話では女神アウロワなど
どの神話でも多くの女神と結び付けられていたほど
女性とのかかわりの深い薬草~薔薇。
その作用は、幸運、愛情、癒しと深く関わると深く信じられていました。
また、緩下、利尿、収斂の他にも
かるい風邪や咳、胸の痛みを抑えるなどにも用いられるなどもしました。


なかでもローズの蕾のハーブティーは予知夢を誘うと信じられていました。
またローズの花びらを持ち歩くとその身を守るとされ
家の周りに撒くと家庭のもめごとから守ってくれるともされていたのです。




古から人とともに在り深く愛されてきた薔薇。
その優美な姿はいつの時代も変わりなく人の心を魅了し続けるものですよね。


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バラ科といえば。。。桜、梅、林檎、梨、琵琶、苺など約3,000種。
現代では品種改良が進んでバラは約2万種以上といわれています。
バラは属名ではRosa ですが
ラテン語に由来していて、英語、ドイツ語、仏語ではRoseと記載します。
これはペルシャ語のヴァレダ(Wrda)が
ギリシア語ロドン(rhodon)になりロサ(Rosa)になったもの。
バラ属(Rosa L.)には100~200種が含まれるとされてもいます。
ただ分類学上はあまり研究が進んでいないようで
属の内容は確定していないのだそうです。
原産種が最も多いのはアジア。
とても身近なハーブともいえますよね。





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*ペルシャのバラ*



古代ペルシャでは
塀や壁で囲まれた庭園(pairidaēza=paradise:パラダイス:楽園の語源)が発達し
紀元前6世紀頃のアケメネス朝の大王キュロス2世によってつくられた
宮殿のまわりの庭園が世界で最も古いものとされています。
アラブ人によるペルシャ征服によって誕生したイスラム帝国は
その勢力を拡大させながら、このペルシャの庭園の概念を引き継いでバラに注目し
中国、インド北部から様々なバラを取りいれて庭園で植栽したのだそうです。
特に、15世紀はじめにシャー・ルフ(ティムール朝第3代皇帝)が
40ヘクタールの庭園を造成し
バラや赤いチューリップを栽培していたのは園芸家のなかではとても有名なお話です。



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花の終わり。。散ってしまった薔薇の花びらはそっと庭先に撒いてみて。
あなたのための小さなおまじないとなるでしょう。





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by uneanemone | 2021-05-15 10:55 | 植物・薬草・香草のレクチュール | Comments(0)